トルコAKP暫定内閣設立!ISIS空爆・・・中央銀行流動性強化!
トルコAKP暫定内閣設立!
11月1日に実施される再選挙までの政治的空白を埋める暫定内閣が設立されました。
憲法に従い全政党に閣内に入るよう求めました。
①ですが野党第一党の共和党自民党(CHP)は入閣拒否
②野党第二党の民族主義者行動党(MHP)も入閣拒否
③唯一クルド系の人民民主党(HDP)の2名がEU担当相、開発相として入閣
③についてですがクルド系政党の議員が閣僚になるのははじめてです。
トルコ政府とは対立状態だったようで、しかも女性のようで異例の事態となっております。
ただ名簿を見るとMHP所属の方も、副首相トゥールル・テュルケシとして名を連ねていました。
このあたりは政治的な駆け引きもありそうです。
トルコは 7月後半からアメリカ軍のトルコ基地使用を認め
ISISに対し単独空爆を実行しています。
アメリカ軍と正式合意も成立しており、諜報活動も強化されていくでしょう。
この2面戦争状態がトルコを混迷へと進ませていることは言うまでもありません。
政治・軍事・経済
この3種がトルコリラ下落の要因となり
現在中長期的な通貨下落トレンドを描いているのです。
さらに言えばそこに重なったチャイナショック・・・
もはや買う理由を見つけるのが難しいのか?
アメリカFRBの利上げに合わせて実行されると思われていた
9月~11月の3ヶ月で合計1.5%引き上げ
②国内の銀行の為替取扱高の上限を500億ドルと倍に引き上げ
③長期外貨建て預金支援
国際金融政策の正常化ロードマップに基づく措置ということで中央銀行が発表いたしました。
この流れを受けてリラにとってプラス要素といえそうですが
現状はまだ小康状態といったところで
中国株の下落を受け日経平均、ダウなども調整しており
為替全体も特定通貨以外は目立った動きをしておりません。
今週の動向に注目です。