トルコ11月1日再選挙決定!それまでは臨時内閣組閣?米国利上げにも追随利上げ?
トルコ11月1日再選挙決定!
8月24日
エルドアン大統領は『大統領は憲法によって与えられた権限に基づき、トルコ国会の再選挙を決定した』との声明を発表。
11月1日に再選挙が行われることが決定しました。
ダウトオール首相が先導を取り臨時内閣を組閣していく状況となりました。
エルドアン大統領は大統領の権限を強化し、独裁色を強めていく方針でしたが
国民がこれに反発。
結果として支持率・議席数を減らし今回の再選挙への動きになりました。
この政治的混乱が投資家からの懸念材料にもなり
今の強い下落トレンドを形成する一助となっています。
おそらくは与党である公正発展党(AKP)が権力のメインを握っていく流れには変わりないと思われますが
大統領の権限強化については未知数と言わざるを得ません。
ただ直近のトルコの発展にエルドアン大統領が貢献していることは事実で
国民もある程度理解しているからこその支持率だったと思われるため
現状の経済的にも地政学的にも危機的な状況を考えると
再選挙の結果もAKPに良い方向に傾くのではないかとは思います。
先週18日に公表された金融政策ガイドラインにおいては米利上げを対して、追随利上げを行う姿勢を見せました。
となると来月、米国が利上げの判断をしたとしても・・・と思いたいところではありますが、現状そういった相場環境ではないこともあり短期的には効果をあげないのではと考えております。
市場が落ち着きを取り戻したあとに少しずつ効果を発揮し始める動きになる予測ですが、なにより無抵抗よりは確実にトルコからの資金流出に効果を発揮してくれることでしょう。
あとは上げ幅や今後の利上げについてどういった示唆が出てくるのかが重要なところとなってくると思われます。
【直近の経済指標予定】
8/27 17時~トルコ外国人観光客前年比7月
前回値-4.9%
8/31 16時~トルコ貿易収支7月
前回値-62億1000万ドル
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