41.5円乗せトルコリラ反発!米第二四半期GDP上ブレでドル円も121円乗せ、クロス円全面高!
トルコリラ反発!41.5円乗せ!だが・・・
短期的に反発しています。
自律反発の範囲ですのでトレンド転換というわけではありませんが
ほっと一息な方が多いのではないでしょうか?
主な材料としては
米第二四半期GDP改定値が
予想+3.2%→+3.7%
と上ブレしたことがあげられますが
今回の反発は基本的には売り方の買戻しだと思われるので
後付のアナリストの理由付け程度のものでしょう。
いずれにせよ米景気が良いのは相場全体としては好材料ですが
トルコリラからすると利上げが近づくのでマイナスとも捉えられます。
特に直近では9月利上げが遠のいているという見方も出てきており
市場へ与えるインパクトを考えると先送りするのではという局面です。
逆にQE4の話も出てきているぐらいですので
利上げどころか緩和の可能性も・・・
直近のトルコリラの状況が良くないことに変わりはありませんので
楽観はせずに下値リスクには柔軟に対応していける準備はしておきたいですね!
日経先物では夜間19000円乗せ!原油は大幅高!
WTI原油先物 42.6ドル(+4.00)
NYダウ 16520.98(+235.94)
で推移しており市場は全面高の様相を呈しております。
問題は このまま戻していくのか否かということですよね。
現状中国発のチャイナショックでリスクオフの状況ですが
実際のところ世界経済状況が大きく変わったわけではありませんので
信用の逆回転などが発生しないのであれば
短期的にはいったん下値を見たという展開になるのでは?と考えております。
リーマンショック時を考えるのであれば
中国の利下げと財政出動はこれから起こりえるのではないかと考えておりますので
市場全体としてはおっかなびっくりではあると思いますが
上に向かう方向性は維持。
ただしオプション取引を見るに
投資家の下値リスクへのヘッジは動きがあるので
下げが加速する可能性もまだ残っています。
下値を固めながらいったん戻しておいてほしいところですね。
ただし中国とトルコの状況は中長期では良くないということは念頭においておきましょう。
トルコ11月1日再選挙決定!それまでは臨時内閣組閣?米国利上げにも追随利上げ?
トルコ11月1日再選挙決定!
8月24日
エルドアン大統領は『大統領は憲法によって与えられた権限に基づき、トルコ国会の再選挙を決定した』との声明を発表。
11月1日に再選挙が行われることが決定しました。
ダウトオール首相が先導を取り臨時内閣を組閣していく状況となりました。
エルドアン大統領は大統領の権限を強化し、独裁色を強めていく方針でしたが
国民がこれに反発。
結果として支持率・議席数を減らし今回の再選挙への動きになりました。
この政治的混乱が投資家からの懸念材料にもなり
今の強い下落トレンドを形成する一助となっています。
おそらくは与党である公正発展党(AKP)が権力のメインを握っていく流れには変わりないと思われますが
大統領の権限強化については未知数と言わざるを得ません。
ただ直近のトルコの発展にエルドアン大統領が貢献していることは事実で
国民もある程度理解しているからこその支持率だったと思われるため
現状の経済的にも地政学的にも危機的な状況を考えると
再選挙の結果もAKPに良い方向に傾くのではないかとは思います。
先週18日に公表された金融政策ガイドラインにおいては米利上げを対して、追随利上げを行う姿勢を見せました。
となると来月、米国が利上げの判断をしたとしても・・・と思いたいところではありますが、現状そういった相場環境ではないこともあり短期的には効果をあげないのではと考えております。
市場が落ち着きを取り戻したあとに少しずつ効果を発揮し始める動きになる予測ですが、なにより無抵抗よりは確実にトルコからの資金流出に効果を発揮してくれることでしょう。
あとは上げ幅や今後の利上げについてどういった示唆が出てくるのかが重要なところとなってくると思われます。
【直近の経済指標予定】
8/27 17時~トルコ外国人観光客前年比7月
前回値-4.9%
8/31 16時~トルコ貿易収支7月
前回値-62億1000万ドル
torukorirafxjyouhoukyoku.hatenablog.com
チャイナショックを受けトルコリラ暴落!?ついに40円割れへ・・・
チャイナショック!新興国通貨暴落へ
チャイナショック勃発です。
リスクとして市場が認識していましたが
天津の工場の爆発なども含めて市場がリスクオフの動きに走りました。
直近の安値を割り
トルコリラにとってはもともと相場環境が悪くなっていたところに
チャイナショックです。
42円台で推移していたトルコリラ円はあっという間に40円の大台を割り
39円を割るかというところで反発。
まだまだ予断を許さない状況です。
どこかで買い戻しが入り反発が本格化する場面はあると思われますが
トルコリラ単独の環境は
①政治が安定することと
②通貨安抑止もこめて、中銀が利上げに走ること
③地域紛争がいったんの終焉を見ること。
④それを受けて経済が活性化し始めること。
こういった動きが見え初めてこないと本格的な反転はまだ先になると思われます。
ただ拾うタイミングを間違えなければチャンスにもなりえる相場ですので
市場をよく注視していきましょう。
トルコリラ取引されている方は地獄絵図ですが
レバレッジさえ気をつけて安全ポジションをひとまず維持していきましょう。
【ニュース】トルコリラ下落トレンドに拍車!最安値更新!19日イスタンブールで銃撃戦
トルコイスタンブールで銃撃戦・南東部ではPKKの爆弾が・・・
現在はトルコは政権が不安定な状況です。
(後日まとめ予定です)
さらには2面戦争が始まろうとしているレベルでPKK、イスラム国(IS)との武力抗争が活発化しています。
それを受け経済は低迷し始めておりトルコリラ大下落トレンド真っ只中なわけです。
さらに事件発生です・・・
PKK、ISと関係あるのかはわかりませんが
イスタンブールのドルマバフチェ宮殿の入り口付近で銃撃戦が発生しました。
警察はもう容疑者の2名を拘束したようです。
AP通信によれば
非合法極左組織【革命的人民解放党・戦線】のメンバーとのことです。
為替市場は反応し対ドル相場で2.9370リラまで下落し最安値を更新しました。
現在トルコリラ円は42.35リラで推移
さらにトルコ南東部シールト県では軍用車両が路上通過中に爆発があり兵士8名が死亡しました。
PKKの遠隔操作爆弾によるものと思われます。
世界の投資家は新興国から資金を引き上げているというデータもあります。
それを差し引いても正直今トルコリラを買う理由が現在見当たりません。
ただだからこそこういったときはチャンスになりえるでしょう。
落ちるナイフをつかむのか・・・
大底から莫大な利益を得るのか?はたして・・・
トルコという国~GDP他、経済基礎情報~
トルコという国~地理基礎情報
トルコという国、皆さんご存知でしょうか?
ここ数年で次に来る新興国探しの中で注目を集めた国で
首都はアンカラなのですが・・・
最大の都市はイスタンブールです。
このあたりはアメリカのワシントンとニューヨークの関係を彷彿とさせます。
地理的には非常に絶妙な位置で
ヨーロッパ、アジア、その丁度中央に位置します。
東はグルジア、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリアと接しています。
国を聞くだけで治安が気になる場所です・・・笑
トルコ政府としてはヨーロッパの一国としての位置づけで
EUへも加盟申請中です。
このあたりは経済的にも非常に重要な部分ですね。
ただこれは東アジアのアルタイ系の言語ですので
言葉としてはアジア寄りということになります。
日本としての見解も中東アジアの国ということになっています。
トルコという国~経済基礎情報
トルコの人口は7562万人(各データは2013年)
世界18位です。
名目GDPは8200億ドル
こちらも世界18位です。
ちなみに世界18位とはどのあたりかというと
14位韓国
15位メキシコ
16位インドネシア
17位オランダ
18位トルコ
19位サウジアラビア
20位スイス
うーむ絶妙に微妙な立ち位置ですね。
もう一歩抜きん出てくればというところ・・・先進国のラインには届いていないという位置でしょうか。
各種産業について言えば
工業(繊維・衣服)・農業・鉱業(石炭、原油、天然ガス、マグネシウム)が主で
特に石油は100億バレル、ガスは1兆5000億立方キロメートルと莫大な量で2023年から40年間国内消費をまかなうことができる見通しです。
トルコという国~経済成長とデノミネーション、そして高金利通貨へ
トルコは1990年代から経済は不振が続き政府は巨額債務を抱えておりインフレが過剰に進行してしまいました。
その結果としてIMFの改革プラグラムを経て
2005年1月1日100万トルコリラを1新トルコリラとする新通貨を発行しデノミネーションを行いました。
慢性的な高インフレはいまだに健在で
これがトルコをいまだ高金利通貨として維持させなくてはいけない元凶です。
そのトルコの政策金利は7.5%!
ここに投資妙味があるのでは?ということなのですね。
ではまた次回!